卒業生実績

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平成28度 卒業生の力

 今年も中学3年生が巣立っていきました。皆最後までがんばりました。その中で1人の女の子の話をしたいと思います。  中学1年生の春、彼女は、入塾しました。小学校を卒業したばかりの彼女は、私の言うことを素直にきく模範的な生徒でした。入塾まもない頃、私が中1の1学期期末テストで社会93点をとった話をしました。すると彼女は、目を輝かせ「私も93点以上をとってくる!」と言ってくれました。しかし、彼女が93点以上をとることはありませんでした。私は、毎年、高校の話を生徒にします。その中で桐女の話をした時、彼女は、桐女に憧れをもちました。しかし、成績は、桐女に到底及びません。成績が伸びず、とうとう中学2年生の3学期、お母さんより退塾したいと申し出がありました。しかし、彼女は、塾をやめたくないと言ってくれました。私は、「彼女と私に最後のチャンスを下さい。中学3年生で必ず結果を出します。」とお願いしました。彼女は、一生懸命がんばりました。1学期期末テストで社会96点という高得点をとってくれました。中学1年生の93点以上をとるという約束を2年越しで果してくれました。しかし、他の科目の点数が伸びません。中3の夏、再度お母さんより退塾の申し出がありました。私は、お母さんにお叱りを受けました。娘の実力がないのにもかかわらず桐女を促すなんてありえないと・・・。お母さんのおっしゃる事は、ごもっともな話でした。彼女の実力は、偏差値40前後。桐女の合格可能性は、0に近い。それでも彼女は、桐女しか行きたくないのです。高校は、成績で決めるものではありません。行きたい高校がある。そのために成績をあげる。それが高校受験だと私は、信じています。私は、社会と国語が専門です。しかし、2学期期末テストは、5科目全てを指導しました。 すると彼女は、私に全て従ってくれました。結果は、数学47点から66点、理科36点から70点、英語35点から55点、国語・社会は、80点越えの高得点をとってくれました。5科目で過去最高点を獲得。数学は、初めて平均点を上回りました。私は、本当にうれしかった。私は、彼女を苦しめている事を重々承知でした。私と出会ったから桐女を目指した。そしてお母さんから叱られるばかり。それでも私を信じついてきてくれた。しかし、桐女の道は甘くなかった。12月・1月・2月と受験勉強を真剣に取り組みました。私に何度も叱られ、泣く日々でした。それでも、2月の塾内テストで桐女の合格ラインに達していませんでした。私は、彼女に志望校を変えるよう言いました。彼女は、泣いていました。ゴミ箱いっぱいになるくらいティッシュで涙を拭いました。そして、彼女は、桐商に変更します。しかし、彼女には、試練が続きました。後期入試37名の不合格者が出る高倍率だったのです。私は、神を憎みました。一生懸命がんばっている彼女にここまでの試練を与えるのかと。2月・3月とほとんどの科目を私が担当し説教を交えた指導が続きます。彼女は、どんな気持ちで毎日を過ごしていたのでしょう。一生分の涙を流したはずです。不安と緊張が彼女を襲ったはずです。それでも私についてきてくれた。本当にすごい精神力だと思います。普通の中学生では耐えられない事でした。3月15日、後期入試合格発表日。彼女は、お母さんと一緒に来てくれました。彼女は、合格したとクールに報告してくれました。私は、普通に「おめでとう」としか言えませんでした。彼女が耐えた数カ月を思うとどう喜んでよいか分かりませんでした。私が塾長になって12年、最高の塾生に出会えました。毎年素晴らしい結果を出してくれる塾生。その中でもここまで私と共にがんばってくれた塾生は、いません。本当にありがとう。 君には、夢がある。傷ついてボロボロになってもいつも心の奥底に宝物のように大切にしまっている夢。たとえ誰かにバカにされ笑いものになっても君はずっと耐えてきた。この日のために耐え抜いてきた。周りはこう言うだろう。叶わない夢は見るな。なるようにしかならないのだから。現実を受け入れろと・・・。それでも君には夢がある。僕は、夢を信じる君を見守っていたい。そして、運命という冷たい壁に堂々と立ち向かった。大きな壁を乗り越えて空高く羽ばたけた。そんな君は、これから来るだろう、どんな現実にも負けたりしない。本当に合格おめでとう!!!