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第13期生 伝説!!!

 今年も中学3年生が卒業しました。1人の男の子のお話しをしたいと思います。 彼は、中学1年生になる直前の春期講習から入塾してくれ3年間通ってくれました。最初の印象は、とても背の高い子だなーというものでした。バスケットボールを習っていると聞き、すぐ納得しました。 彼が中学1年生の時は、さほど私とかかわる事もなく他の講師と一生懸命に勉強をしてくれていました。2学期になると英語につまずきます。お母さんより英語の補習を依頼され、英語の集中授業を実施。しかし、思うような点数になりません。そんな事をしているうちに中学2年生へ。約半年間、英語を中心に学習に取り組んでくれましたが残念ながら高得点へと結び付きませんでした。そこで、中学2年生の1学期より私が彼と接するようになります。私は、国語、社会を担当していますのでまずは、この2科目の成績を上げようと思いました。今も忘れる事はありませんが、担当になってすぐのゴールデンウイーク直前に彼に説教をします。 理由は、私に言われた通りの勉強をしてこなかったからです。私は、そこに原因があると思いました。彼は、『自宅でも勉強をしている。マンガやゲームも一切禁止されている。』と私に言いました。もし本当ならば、成績は上がるはずです。しかし、彼には、自己流という最も厄介なものを抱えていました。娯楽を禁止するような子ですから真面目な子です。しかし、他人の言う事をきかないという性格もあったのです。自己流を消す事から始めました。するとすぐの中間テストで社会が80点越え。しかし、答案を良く見ると漢字間違いだらけ。漢字間違いだけで10点以上。漢字があっていれば90点オーバーでした。彼には、漢字が苦手というおまけがついていました(泣)。それから期末テスト、2学期と進んでいく中で、いつも社会は、80点台。全て漢字間違いが原因です。2学期期末テストは、漢字があっていれば98点でした。そして3学期期末テスト。 社会、91点!!!ようやく漢字間違いも減りました、社会を得意科目にする事ができ中学3年生へ。1学期中間テストでは、国語が93点!社会は、常に80点以上をキープします。しかし、5科目合計で400点を越えられない。そこに自己流がありました。英語は、単語を覚えていないのに文法に力を入れる。数学は、計算が出来ないのに文章問題に力を入れる。理科は、知識がないのに計算問題に力を入れるといったありさまでした。何度指導しても見えないところで自己流を発動!2学期の9月に体調を崩し塾を休みました。翌週に宿題を見せる事になっていました。提出日に彼は提出できませんでした。そして、言い訳をし自分は、体調を崩していたから仕方ないと正当化したのです。私は、彼の言い分は分かります。しかし、計画的に宿題をすすめておけば土壇場になって焦る必要はない事を知ってほしく、厳しく説教をしました。彼は、落ち込んで帰りました。少しは、自己流が改善されるかと期待しましたが10月になっても体たらくな事を続けました。そこで、私は、お母さんにお手紙を書きました。『彼は、私の言う事をききません。志望校に合格させることは難しいです。』といった内容の手紙です。手渡したその夜にすぐお母さんよりお電話をいただきました。お母さんは、号泣でした。『この時期に息子を見捨てるのですか?息子は、塾長を裏切っていません。塾長を神だと信じきっています。』そうおっしゃいました。彼がお母さんの隣にいるのが電話越しに分かりました。私は、お母さんに言いました。「今、息子さんは、隣にいますか。お母さんの涙を見て彼も何か思うはずです。そして、私は、彼を見捨てるつもりなどございません。まずは、私ども講師の言う事を聞いてもらう事が第1です。すぐの期末テストで400点を越えられるかが今後とても重要だと考えています。」私は、こう説明しました。お母さんも落ち着きを取り戻していただき最後は、冷静にお話しをさせていただきました。そして翌日より期末テスト対策を開始。彼は、講師の言う事を100%ききました。そして、初の5科目400点越えを果たします。彼は、とてもうれしそうでした。そして受験勉強開始です。しかし、また言う事をきかなくなります。自己流再開です。そして、私立高校入試。彼は、樹徳高校と共愛学園高校を受験。樹徳高校は、K組以上を狙いました。しかし、結果は、S組単切Kと1歩及ばず。彼は、落ち込んでいました。しかし、原因は、言うまでもありません。また説教です。彼は、私に何度叱られたでしょう。しかし、塾をやめず私についてきました。そして、彼と私の最後の受験勉強が開始!そんなある日、彼が『樹徳高校から通知がありました。』と言い私に見せてくれました。採点ミスによりK組へ昇格と。彼は、数日後に行われるステップアップ入試にエントリーしていました。K組を勝ち取るために。しかし、彼が心を入れ替えた瞬間に神からの祝福がありました。この時は、本当に神はいると思いました。2月に入り、前期入試。残念な結果でした。そして3月、後期入試。2月までの彼は、志望校に合格できる成績ではありませんでした。しかし、3月に入ると苦手だった数学・英語の点数が40点くらいだったのが70点以上とみるみる伸びます。そして、後期当日です。初日は、国・数・社の3科目。テストを終えて塾へ。彼の顔には自信が満ちていました。逆に心配になるくらい微笑ましい顏をしていました。そして、翌日、理・英のテストです。彼は、最後まで頑張りました。そして、3月15日後期入試合格発表。優進ゼミは、13時に生徒は、合格の報告に来る事になっています。12時半位に電話がなります。いやな予感です。不合格の子は、よく電話をかけてくる子がいます。勇気をもって電話をとりました。彼です。耳をとじたくなりました。彼は、ハキハキしているタイプではなく電話でも何を言っているのか分かりませんでした。何度も聞きなおすと『合格したんですけど、制服の寸法を測るので少し遅れます。」という電話でした。安堵と今電話で合格を言ってた・・・と再確認(笑)でも合格してよかった。彼は、他の子より2時間遅れで来てくれました。お母さんより『携帯を買ってきたんですけれど、パスワードをユウシンにしたんですよ。そして、塾長と同じ大学を目指すと言っています。」と。涙をグッとこらえました。私は、彼に厳しい態度で臨んできました。彼がそんな事を言ってくれるとは、とてもうれしくてうれしくて。 彼は、これからどんな高校生になり、どんな大人になるのでしょう!私は、彼が3年後、大学合格の報告に来てくれるのを楽しみに待ちたいと思います。本当に合格おめでとう。そして、3年間ありがとう!!!我々、講師は、生徒に信じてもらうことから始めなければなりません。すぐ信じてくれる子、ずっと信じてくれない子とさまざまです。講師は、諦めてはなりません。何度も何度も対話をして生徒さんと信頼関係を築かなければなりません。今年の3年生も、皆がんばりました。偏差値30台から桐商合格。偏差値50台から桐高合格。偏差値40台から伊勢崎清明高校合格と不可能を可能にしました。本当に皆おめでとう!!!  

優進ゼミ | 2019.03.18 | PermaLink